3 度目となるカンボジア訪問、そして Tuk Tuk for Children での活動が終わりを迎えました。ただ感傷に浸るつもりはありません、もう次の来柬も予定してあるんです。もちろん、オーストラリアでの活動も続けます。最近は「おもちゃ図書館」に力を入れていますね。おもちゃのストックに興味を持ってくれた人や団体と積極的にコンタクトをとっています。
カンボジアのこの場所で、変わらないメンバーとまた会えて、本当に良かった。そしてまたポーサットの村の子どもたちと遊び、Tuk Tuk シアターにも参加できました。
紹介した新しい遊びを、子どもたちが気に入ってくれて良かったです。
これまでに教えたものも、変わらず楽しんでくれていました。トンネルボールとか、クロスチェイスとかね。自分自身の子ども時代を思い出しましたよ。
水を使ったリレー競走みたいなものもしましたね。わーわーきゃーきゃー大騒ぎでした。特にエイドリアンが参戦したとき! 子どもたち全員が濡れねずみになって。観ていた保護者のかたにも好評でした。大笑いして、もっとやれやれ!と。
今回私が滞在したのは、新しく出来た TT4C のセンターです。名前は Tukquarters(トゥク・クウォーター)。マーケットや飲食店、私たちがサポートしている学校などの中心にあり、ロケーションは抜群。静かな一本道の行き止まりにあって、フェンスを越えると運動場になっています。私は 2 か月間いましたが、何度かイベントも開催されていました。
Tukquarters の住み心地もなかなかです。私は運に恵まれ、扇風機はもちろんエアコンもある部屋に当たりました。水洗トイレ、シャワー、大きなベッドも完備。キッチンは外ですが屋根があり、とても使いやすかったです。小さな水がめに薪をくべて、オーブンにしたりもしましたね。そこでいくつかごちそうを焼いて、他のボランティアやクメール(カンボジア人)のご近所さんと一緒に食べました。
数週間前、バッタンバン州の孤児院まで 95 kmの旅をした時も楽しかったですね。トゥクトゥクの調子が悪くて帰るのに 5 時間半かかりましたけど。
それにしても…カンボジアの田舎地方に身を置いて、このユニークな国を直に、この目で見ることができるのは、ある種の特権です。昨日の夕方も子どもたちに遊びを教え、映画を観せて、大きな笑顔をもらいました。カンボジアに来ることは、もう私のライフワークになっています。
最近、TT4C は新たな助成金を得ることができました。拠点とするエリアの 6 箇所で、就学前トレーニングを実施するためです。
具体的には先生への教え方ワークショップ、学習環境の充実、そして本とおもちゃの移動図書館です。地元の教師や主導者たちを相手に、このプログラムをプレゼンテーションするため、真裕とダラー(Dala)は本当に大変な働きをしてきました。
その記念すべき 1 回目の実施日が、5 月上旬に決まったのです。
ここの幼稚園には 1 クラスあたり 60 名の園児がいるところもあります。ですから園の教育能力を十分保証すること、そして例のプログラムが本当に彼らのニーズに応えられるのか証明することは、非常にやりがいのある仕事となるでしょう。TT4C ではいつでもボランティアアシスタントを募集しています。
興味を持たれた方は、ぜひエイドリアンまでご連絡を! まいにち 1000 人の子どもたちの笑顔が報酬です。
来週はクメール正月ということもあり、こちらでは日に日に興奮が高まっています。
ボランティアの参加形態には様々なものがあるでしょう。バラン(外国人。ここではエイドリアンのこと)でありながらトゥクトゥクを運転するこの巨人のもとには、いつも何か相談事が舞い込んできますから。
繰り返しになりますが、この多文化ボランティア集団の一員としてここにいられることは、「特権」です。共有する理念は 1 つ――カンボジアの子どもたちの生活に、変化を起こすべく行動することです。
執筆:Rob McCurdy