Lucy on the run

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12月2017
あの街でビニール袋 (訳注: カンボジアではしばしば、飲み物がカップでなくビニール袋で売られています) から最後に飲んだのは、絞りたてのサトウキビジュースでしたね。首都プノンペンを発ったのがもう 2 年前だなんて、信じられません。 いま私は、イギリス諸島のある島にいます。東南アジアの怪しい売り子が怪しいブランド物を売りつけようとする時「はい、はい、(正規品と) 似たようなもんですよ」なんて言うことがありますが、東南アジアから戻った私の内面は、行く前とは似ても似つかないものになっています。 カンボジアで受けた感銘は、決して消えることはないでしょう。マンチェスター都心部の家の本棚に、カンボジア伝統の踊り子の像が置いてあります。それを見るたび、カンディーン村で夕方から行った、小さな「授業」を思い出すのです。私の髪に、ジャスミンの花びらを挿してくれた女の子。水たまりでサンダルを蹴飛ばし、あたりをびしょぬれにしてしまった男の子。 楽しい思い出は山ほどあります。けれどそこに、傷ついた人々の口から語られた言葉もこびりついているのです――ジェノサイド、凶作、教育システムの不備、女性差別。 カンボジアは消えない思い出と価値観を私に与え、この世界を見るための目を変えてくれました。この贈り物と、あの国の人たちが見せてくれた寛容さと優しさに応えるために何かしたい。たとえお礼と言うにはささやかすぎる活動であっても。 でも、いったい何を...? そんなとき、レイチェルという友人からすばらしいアイディアをもらったのです。 ちなみに彼女とは 2016 年から働き始めた Biffa という廃棄物処理会社の同僚で、よくこういう「すばらしい」思いつきをする人なんですが... なんというか、その... 「スコットランドの高地に、アフリック・キンテールっていうトレイルがあるの。そこをフルで走ってみない?」。これが数か月前、レイチェルのくれた提案でした。そして私は、次はこの挑戦を通じ、Tuk Tuk for Children の援助をしようと決めたのです。 「トレイルの距離は 44 マイル (訳注: 約 70 キロメートル)。24 時間もあるし、余裕よ」。「景色に見とれてる間にゴールしちゃうわ」。 夏に向けてビキニが着られる体も作ろう、とレイチェルと私は約束しました。 それから 9 か月、最初は必死にひきずらなければ 0.5 マイルでダウンしていたようなこの足が、今ではおのずから、もっと長くて走りがいのあるルートを求めるまでになったのです! トレーニングではいろいろな所に行きました。ウェールズはペンブルックシャーの海岸沿い、イングランドはチェシャー州の歴史豊かなサンドストーン。イングランドの湖水地方ブレンカスラの高所では、うねうねと曲がりくねったルートを走りました。次の目標はリーズ市のハーフマラソンです。 こうしたトレーニングを積んでいても、44 マイル (そういえば途中、およそ 2 ... Read More
12月 23, 2017Adrian Paschkow
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12月2017
3 度目となるカンボジア訪問、そして Tuk Tuk for Children での活動が終わりを迎えました。ただ感傷に浸るつもりはありません、もう次の来柬も予定してあるんです。もちろん、オーストラリアでの活動も続けます。最近は「おもちゃ図書館」に力を入れていますね。おもちゃのストックに興味を持ってくれた人や団体と積極的にコンタクトをとっています。 カンボジアのこの場所で、変わらないメンバーとまた会えて、本当に良かった。そしてまたポーサットの村の子どもたちと遊び、Tuk Tuk シアターにも参加できました。 紹介した新しい遊びを、子どもたちが気に入ってくれて良かったです。 これまでに教えたものも、変わらず楽しんでくれていました。トンネルボールとか、クロスチェイスとかね。自分自身の子ども時代を思い出しましたよ。 水を使ったリレー競走みたいなものもしましたね。わーわーきゃーきゃー大騒ぎでした。特にエイドリアンが参戦したとき! 子どもたち全員が濡れねずみになって。観ていた保護者のかたにも好評でした。大笑いして、もっとやれやれ!と。 今回私が滞在したのは、新しく出来た TT4C のセンターです。名前は Tukquarters(トゥク・クウォーター)。マーケットや飲食店、私たちがサポートしている学校などの中心にあり、ロケーションは抜群。静かな一本道の行き止まりにあって、フェンスを越えると運動場になっています。私は 2 か月間いましたが、何度かイベントも開催されていました。 Tukquarters の住み心地もなかなかです。私は運に恵まれ、扇風機はもちろんエアコンもある部屋に当たりました。水洗トイレ、シャワー、大きなベッドも完備。キッチンは外ですが屋根があり、とても使いやすかったです。小さな水がめに薪をくべて、オーブンにしたりもしましたね。そこでいくつかごちそうを焼いて、他のボランティアやクメール(カンボジア人)のご近所さんと一緒に食べました。 数週間前、バッタンバン州の孤児院まで 95 kmの旅をした時も楽しかったですね。トゥクトゥクの調子が悪くて帰るのに 5 時間半かかりましたけど。 それにしても…カンボジアの田舎地方に身を置いて、このユニークな国を直に、この目で見ることができるのは、ある種の特権です。昨日の夕方も子どもたちに遊びを教え、映画を観せて、大きな笑顔をもらいました。カンボジアに来ることは、もう私のライフワークになっています。 最近、TT4C は新たな助成金を得ることができました。拠点とするエリアの 6 箇所で、就学前トレーニングを実施するためです。 具体的には先生への教え方ワークショップ、学習環境の充実、そして本とおもちゃの移動図書館です。地元の教師や主導者たちを相手に、このプログラムをプレゼンテーションするため、真裕とダラー(Dala)は本当に大変な働きをしてきました。 その記念すべき 1 回目の実施日が、5 月上旬に決まったのです。 ここの幼稚園には 1 クラスあたり 60 名の園児がいるところもあります。ですから園の教育能力を十分保証すること、そして例のプログラムが本当に彼らのニーズに応えられるのか証明することは、非常にやりがいのある仕事となるでしょう。TT4C ではいつでもボランティアアシスタントを募集しています。 興味を持たれた方は、ぜひエイドリアンまでご連絡を! まいにち 1000 人の子どもたちの笑顔が報酬です。 来週はクメール正月ということもあり、こちらでは日に日に興奮が高まっています。 ボランティアの参加形態には様々なものがあるでしょう。バラン(外国人。ここではエイドリアンのこと)でありながらトゥクトゥクを運転するこの巨人のもとには、いつも何か相談事が舞い込んできますから。 繰り返しになりますが、この多文化ボランティア集団の一員としてここにいられることは、「特権」です。共有する理念は 1 つ――カンボジアの子どもたちの生活に、変化を起こすべく行動することです。   執筆:Rob McCurdy
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